本日は【学術書Ⅰ】アーカイブコ物語「発覚」のストーリーをご紹介していきたいと思います。。
【学術書Ⅰ】『発覚』背景物語のご紹介【デッドバイデイライト】
アーカス1513
私はオーリスを使い、身元の分からない、生存者の記憶を探ってみた。見る限りでは、エンティティを讃えるカルト教団が存在した世界から来たらしい。これは特に驚くことでも、珍しい事でもない。
が、記憶によると彼女は刑事の様な事をしていてカルト教団の生贄を守ろうとし、儀式に捧げられたらしい。
彼女に何があったのか分からない。"霧"を探って、真相を読み解かなければ。
アーカス1672
私はまだ観察が済んでいない、殺人鬼の痕跡をかき集めた。 もっともあり得そうなのは、犯罪の本質から判断し、この獣はテラ・ダークに由来するという事だ。
この女は愛を餌に男たちを誘惑し、その預金を奪い、自分の豚たちに食わせた。
最高だ。
効率的で、巧みに考えられている。記憶に関する印象は以下に記す…男は花を手に、戸口を背にして立っている。馬鹿げた薄ら笑いがその無残な顔に浮かぶ。
男は自分の人生が残り僅かであると、全く気付いてもいない。孤独な人間が妻を求めていた旅に出た。男は指輪の為ならどんなものでも手に入れやると考えた。
妻のための土地。
妻のための農場。
妻のための預金。
うまくいくはずもない。何にしても、予定通りにはいくはずもない。その女の募集広告に応募した全ての人間は、物事は予定通りには運ばなかった。女は男の目を覗き込み、男が何も知らない事にぞくぞくする。面白みのない、面長の顔に。
自分が優れているという思い込みに。
男はその女に詩を書いていた。
甘美な詩だ。
女は男が床にのたうち回るその時に、男の喉の奥にその詩を押し込むつもりだ。女は男から詩を受け取り、金について聞く。男は金を持ってきている。バックの中に男の預金を詰め込むと、新たなスタートの為の旅を始めた。
男は、当てにしていたよりもずっと多くを得るだろう。ずっと多くのものを。男の金と一緒に銀行へ、男と一緒に豚のところへ向かおう。
アーカス4902
人生とはこの牢獄の中の人生ではない。そして、死に救済はない。それは単に新たな試練の始まりであり、ほとんどの生存者は気付いてる。自分たちが、決して理解できないものに捕らわれているということに。
何故こうしたことが起きているのか、もはや私には分からない。
真実は…
私には何を信じるべきかは分からない…
エンティティは…
その正体は未だに不明であり…
私が考えていたものとは違うということだ…