・トレバー・ベルモンドについて知りたい!
・どんな固有パーク?
・背景ストーリーも教えて!
と悪魔城ドラキュラとのコラボで、DBDに追加されたサバイバー、「トレバー・ベルモンド」について、詳しく知りたい方向けの記事となっています。
オフィシャルトレーラー
トレバー・ベルモンド固有パーク
パーク名 | カテゴリー | 実用度 |
ベルモンドの目 | オーラ可視 | ★★★☆☆ |
歓喜 | アイテム補助 | ★★★☆☆ |
栄光の瞬間 | 自己治療 | ★★★☆☆ |
※優先度は個人的な感想です。
ベルモンドの目
発動条件 | ・発電機の修理が完了させる |
効果詳細① | ・発電機の修理が完了すると、殺人鬼のオーラが自分に3秒間視える。 |
効果詳細② | ・殺人鬼のオーラが一定時間表示されるときに、その持続時間が2秒間延長する。 |
詳細解説 | ・ベルモンドの目の詳細はこちら |
歓喜
発動条件 | ・パレットで殺人鬼を怯ませると発動する。 |
効果詳細 | ・パレットで殺人鬼を怯ませると、持っているアイテムのレア度が一つ上がり、アイテムの最大チャージの25%が補充される。 |
注意ポイント | ・レア度は儀式終了時に維持されない。 ・このパークには30秒間のクールダウンがある。 |
詳細解説 | ・歓喜の詳細はこちら |
栄光の瞬間
発動条件 | ・2個のチェストを開錠するか漁ると発動 |
効果詳細 | ・負傷状態になると、同時に衰弱も得る。60秒後、自動的に健康状態が1段階回復する。その後、このパークは解除される。 |
注意ポイント | ・この効果は瀕死状態になるとキャンセルされる。 ・すでに衰弱ステータス効果に苦しんでいる場合、このパークは発動しない。 |
詳細解説 | ・栄光の瞬間の詳細はこちら |
ベルモンドの背景物語
1476年、ルーマニアの田舎には恐怖が広がっていた。夜になると神話や伝説に出てくるような怪物たちが徘徊して人々を脅かした。
噂によれば、その怪物たちを操るのは謎に包まれた貴族の男、ドラキュラ伯爵だった。彼は不滅の魂と引き換えに永遠の命を手に入れたと言われていた。困り果てた村人たちはトレバー・ベルモンドに助けを求めた。トレバーの一族は先祖から人間離れした力を引き継いでいた。
彼はその力のために、ワラキアの人々から恐れられ、疎まれてきた。しかし、より大きな脅威に直面して恐怖に怯える村人たちは、この邪悪な怪物を討伐するよう彼に懇願した。トレバーは自らの恐れと闘いながらも、ドラキュラの手下たちを次々と倒した。
そして、玉座の間で伯爵と対決し、一族に伝わる退魔の鞭ヴァンパイアキラーで伯爵を倒した。トレバーは怪物を倒したあと、彼をまだ疑いの目で見る庶民から離れて、丘の上の小さな家に引きこもった。それから数年後、彼ののどかな生活に影が差し始めた。
彼はアンデッドの悪夢に苛まれるようになっていた。近くの村での不可解な失踪事件の噂を聞いて、彼はナイトウォーカーが戻ってきたのではないかと心配した。
彼は調査を続けるうちに、夜に現れる冷たくて黒い霧の噂を聞き、この邪悪な存在は何か別物なのではないかと疑い始めた。
あの怪物と同じように邪悪で、同じように危険な何かだと。突然悪い予感がして、背筋が寒くなる。家族が危険に晒されているかもしれない・・・急いで家に戻ると、村はもぬけの殻で、地面には濃く黒い霧が漂っている。
彼は鞭に手を伸ばしたが、それはなくなっている。そして何が起きているのか理解する前に、彼は果てしない暗闇に包まれた陰鬱で恐ろしい次元にいた。
~おしまい~
トレバー・ベルモンドのアーカイブムービー「学術書21」
トレバー・ベルモンドのアーカイブストーリー「学術書21」
記憶 3117
彼らがどうやって自分を見つけたのかは分からない。しかし彼らが何を頼みに来たのかは分かっていた。
ワラキアへの道のりは長く、今そこへ向かう者は彼ただ一人だ。この辺りの住民は夜道が危険なことを知っている。
彼は迷惑な訪問者たちを追い払うつもりだった。遠い昔、自分の先祖に救われた人々が、恩を忘れて先祖を追放したように。しかし彼には、これが自分が待っていた使命だと分かっていた。何年も月日が流れ、ついに彼の出番が来たのだ。
彼は荒涼とした風景を眺め、先人たちに思いを馳せる。そして先祖のレオンのことを考えた。ヴァンパイアハンターとしての一族の歴史は彼に始まった。彼も同じ道を通ったのだろうか?同じような重責を・・・肩にのしかかる世界の重みを彼も感じていたのだろうか?
レオンが今、俺を見守ってくれているのかも...
遠くにワラキアの崩れかけた壁が見え、トレバーはサッと寒気を感じた。
故郷に戻るのは本当に久しぶりだ。どんな歓迎が待っているのだろう?
記憶 3101
日が暮れて閉ざされた町の門では、少年たちが警備についていた。彼らは近づくものなら何にでも攻撃しようと石弓を構えている。
朝まで待とう。日の光の下で俺が近づく姿を見せてやる。
彼は近くの森に火を使わずに野営地をこしらえ、木々を飛び交うコウモリの甲高い声に耳を傾けた。その声は意外にも心地よく、彼は数分のうちに眠りに落ちた。
突風を感じてトレバーが目覚めると、誰かが自分の上にいるのを感じる。その片手は地面を抑え、もう一方は彼の体を抑えている。そして目の前には嘲笑うような顔があった。
盗賊か?それとも俺を殺しにきたのか?
トレバーは勢いよく立ち上がり、その男を地面に押し倒した。赤い月の下でも盗賊の顔はほとんど見分けがつかない。盗賊は地面にうずくまってから突進し、月明かりに刃をきらめかせた。
トレバーは短剣を構え、敵の攻撃に応戦する。彼の繰り出す攻撃を盗賊はかわし続夜の暗闇に刃がきらめく。この男は単なる盗賊じゃない。動きが機敏で、よく訓練されている。
トレバーが喉元に冷たい刃を感じ、二人の動きが止まる。盗賊は樫の木に押し付けられ、うめき声をあげている。トレバーの短剣が盗賊の首に食い込む。
どちらも身動きが取れない。
トレバーは体勢をどうにか保っている。いいか、よく聞け。俺からは何も奪えない。金目の物は何も持っていないんだ。でもチャンスなら与えられる。お前は腕の立つ戦士だ。そして俺には、この地に蔓延る悪を倒すのを手伝ってくれる戦士が必要だ。お前の協力は必ず報われると約束する・・・
盗賊はうなりながら突進し、トレバーを地面に叩きつけた。怒ったようなコウモリの鳴き声が彼の耳に響く。トレバーは起き上がると周りを見渡した。やつはどこに行った?どうして逃げたんだ?
彼はその後眠らずに、数時間後に地平線から昇る太陽を待った。
記憶 3043
たった一押しされただけ・・・トレバーは拳を握りしめる。やり返すな。単なる酔っ払いだ。やり返したら、こいつの思うつぼだ。
酔っ払いの声はロバの鳴き声のように耳障りで、通り過ぎる人たちが振り返る。お前の目を見れば分かる。ベルモンド、俺を殺したいんだろう?さあ、やってみろよ!お前が本当は誰の味方か、みんな知ってるんだ!
二人の男が酔っ払いを引き離そうとするが、男は引き下がろうとしない。放してくれ。奴には異常な力がある!俺は町の警備のもんだ。こいつみたいな怪物を追い払うのは俺の責任だろ?
酔っ払いが仲間の手を振りほどき、トレバーを壁に叩きつける。消え失せろ、ベルモンド。俺がナイフでお前を始末する前にな。
人々が集まり、あちこちから声が上がる。酔っ払いに加わってトレバーの悪口を言う者や彼の味方をする者。
ベルモンドが俺たちにしてくれたことを思い出せ。
バカ言うな!奴には邪悪な血が流れているんだ!
そんな憎しみに駆られた姿を見たら、お前の先祖が泣くぞ!
口論が続く中、ある男がトレバーに近づき、彼を酒場に連れて行った。村人たちは口論に夢中で、彼がいなくなったことに誰も気づかなかった。
記憶 3048
青白い顔の見知らぬ男はバーのカウンターで2つのカップをトレバーの前に置き、彼の横に座った。トレバーは自分の前に置かれた飲み物を見つめた。黄褐色の表面には泡が立っている。
男は意味ありげな笑みを浮かべる。気になるなら、俺のを飲んでくれてもいい。
トレバーは鼻で笑ってから飲み物を口にした。ベルモンドの悪口ばかりを口にする住人たちの中で、彼に親切だったのはこの男だけだ。その飲み物を一口味わっても、舌に毒は感じられない。
青白い顔の見知らぬ男は自分の飲み物には手を付けず、身を乗り出した。君は本当にドラキュラを殺せると思うのかい?
あまりにも単刀直入な質問にトレバーはむせりそうになる。俺はベルモンドだ。そう思うというより、殺せると俺には分かっている。
二人は夜の大半を話し続けた。見知らぬ男は二人が生涯の知り合いであるかのように話し、何度も同じ話題に戻った。ダークロードは悪の化身だ。多くの者が倒そうとしたが、それを成し遂げた者はいない。俺も立ち向かうことを考えたが、結末は目に見えている。どうして君は違うと言えるんだ?
トレバーは自分の横に座る男をじっと見た。ワラキアの住民は死んで失うものが多いからドラキュラを恐れるんだ。でも俺は違う。俺が生きる目的はたった一つ…それはあそこにある。彼は酒場の窓を指さした。そこには町の壁の向こうに聳え立つ尖塔が見える。俺の宿敵は、あの呪われた場所のてっぺんで俺を待っている。
見知らぬ男は苦笑いをする。トレバーがもう一杯飲み物を受け取る。俺が一人でやつを倒せないと思うなら、俺と一緒に来ればいい。俺はどんな助けも断らない。
しかし、もうそこに男の姿はなかった。酒場の外では夜が明けようとしている。終局の始まりだ。
記憶 3092
その城は遠くから見ると、地平線上に高く聳え立っていた。トレバーが外側の門を通り抜けると、地面から生えるように伸びた巨大な成長物の上に忌々しい城が見えた。
巨大な墓地が死者の住む大きな堀のように城を囲んでいる。トレバーはよろめきながら足を進め、墓石に刻まれた名前を目でたどる。ずっと歩いてきたその身体は疲れ切り、一休みが必要だ。
彼は墓石の前に座り、ケープで身を包んだ。空模様が怪しい。嵐が近づいているようだ。
彼は知っている。城の中で何が待ち受けているかを。彼が悪に打ち勝てること、そして、そのために苦しむことを。これが俺の運命だ。俺はただ、俺の子どもたち、そしてその子供たちが同じような悪と対峙せずに済むことを願うだけだ。
空に稲妻が光る。墓場の奥深くで何かが目を覚ましたようだ。足音がする。ドラキュラの僕たちが戦いを始めようとしている。
多分、俺が来るとやつには前から分かっていただろう。今も俺を待っているのかもしれない。もうこれ以上、待たせることもない。
記憶 3104
サイファは大広間で夜を過ごすことを提案した。城のこの辺りは静まり返っている。言い伝えが本当なら、あともう少し先で最大の脅威が待っているだろう。
トレバーは彼女に同意し、グラントと一緒に大量の食べ物を用意した。そしてろうそくの明かりのもと、つらい敗北も思い出しながら、これまでの戦いの偉業を語り合った。
トレバーがサイファに少し先で待ち受ける脅威について尋ねた。ドラキュラの玉座の間まではまだ遠い。
サイファが冷たい目をしながら首を振る。ドラキュラの息子のことよ。アルカードって呼ばれている。グラントが頷く。彼のことなら俺も聞いたことがある。人間と吸血鬼の間に生まれた男。祝福されない存在で、どんな人間よりも強い。変装して国中を旅しているという噂だ。理由は分からないがね。ひょっとしたら本当の人間としての生活を味わいたいのかもしれない。
突然ある男の姿がトレバーの脳裏に蘇る。それはわずか数日前に彼がワラキアに着いたときのこと。彼には冷たい視線が注がれ、悪口が囁かれた。住民たちは出て行けと言わんばかりの態度で、中にははっきりとそう言って脅す者もいた。そんな彼にたった一人、親切だった男がいた。
彼は自分の両脇で静かに食事を終えるサイファとグラントを見つめた。アルカードはサイファの言う通りの脅威かもしれない。しかしトレバーにはどうしてもその男が何か別のものであるような気がしてならなかった。
記憶 3110
トレバーはアーチ型の天井を見上げる。たいまつのちらつく光は天井の上までは届かず、頭の遥か上を飛び回るコウモリの姿もはっきりと見えない。しかし彼の目にはその羽ばたく羽根が見え、耳にはその金切り声が聞こえた。
グラントはうるさそうに手を振り、寝返りを打つ。ただのコウモリだ、ベルモンド。
しかしそれがただのコウモリではないとトレバーには分かっていた。
彼は頭上の暗闇を見ながら目を瞬かせる。すると突然羽ばたきが止まり、瞬時に金切り声も静まった。
誰かが天井の梁から3人を見下ろしている。俺はこの男を知っている。野営地の盗賊。酒場の男。彼はずっと俺を追っていたのだ。
でもどうして?
トレバーの声が大広間の壁に響き渡る。姿を見せろ、アルカード!
その呪われた名前を聞いてグラントとサイファが飛び上がる。サイファは呪文を唱えようとするが、トレバーは手を上げて彼女を止める。
その男は天井の梁から動こうとしない。トレバーは咄嗟に悟った。お前は自分の父親が倒されることを望んでいるんだな?目的は俺たちと同じなんだ!だからここまで俺についてきた。襲うことなく距離を保ってきたんだ。身を隠す必要はない。
一緒に戦おう!
暗闇の中でもトレバーはアルカードの目の輝きを見逃さなかった。その曲がった唇も。人影が梁から飛び降りる。落ちていくその体は、怒り狂うコウモリの群れの中へと消えた。コウモリたちが急降下し、大広間の扉に向かって突進していく中、3人のヴァンパイアハンターはコウモリから身を守る。
トレバーがグラントとサイファの安全を確認する。二人ともケガはない。彼らの耳には、長い廊下を通っていく金切り声が聞こえる。その声は彼らに要求していた・・・
俺を見つけろ。実力を証明するんだ。
~おしまい~