
・ドクターってどんなキラー?
・固有パークって強いの?
・おすすめの構成を教えて!
とDBDのキラー、ドクターについて詳しく知りたい方向けの記事となっています。
DBDの初期から活躍するオリジナルキャラクター、ドクターについて網羅的に解説しているのでぜひ最後までお読みいただければと思います。
- ドクターの特殊能力
- 特殊アビリティ
- ドクターの固有パーク
- ドクターおすすめアドオン
- 爆音ドクター構成
- 爆音ドクターおすすめアドオン
- ドクター対策
- ドクター解説&おすすめプレイ動画
- ドクターの背景ストーリー
- アーカイブストーリー「学術書Ⅱ」
ドクターの特殊能力
【カーターの電光】
■ドクターが特殊アビリティ(ショック療法または放電爆破)を生存者に命中させると、生存者の狂気度が上昇する。
■「狂気度Ⅱ」では、生存者が1度叫び声を発し、幻覚のドクターの形で幻覚症状を覚える。スキルチェックにそこそこ影響。
■「狂気度Ⅲ」では、生存者が断続的に叫び声を発し、幻覚のドクターの形で幻覚症状を覚える。スキルチェックにとてつもなく影響。
■生存者は正気を取り戻すまで、治療・修理・破壊工作・調査・浄化のアクションを行えない。
■正気を取り戻した生存者は狂気度Ⅰに戻る。
特殊アビリティ
ショック療法
■能力ボタンを長押しすると、ショック療法を実行し、広い範囲で感電攻撃を解き放つ。
■ショック療法が命中した生存者の狂気度は上昇し、実行中のアクションが即座に中断される。
■ショック療法によって忘却のステータス効果は即座に無効化される。
放電爆破
■アビリティ発動のボタンを長押しすると、放電爆破を実行し、ドクターの脅威範囲内にいる生存者全員に叫び声を上げさせ、狂気度を上昇させる。
■放電爆破はクールダウン中には発動できない。
■放電爆破によって、忘却のステータス効果は即座に無効化される。
基本ステータス
移動速度 | ・4.6m/s |
脅威範囲 | ・32m |
背の高さ | ・高い |
ドクターの固有パーク
パーク名 | 解放レベル | 優先度 |
圧倒的存在感 | 30 | ★★☆☆☆ |
観察&虐待 | 35 | ★★★★☆ |
オーバーチャージ | 40 | ★★★★☆ |
圧倒的存在感
発動条件 | ・脅威範囲の生存者に対して |
効果詳細 |
・生存者のアイテム消耗率が(80/90/100)%増加する。 |
クールダウン | ・なし |
観察&虐待
発動条件 | ・なし |
効果詳細 |
・生存者を追いかけているとき、脅威範囲が8メートル増加 |
クールダウン | なし |
オーバーチャージ
発動条件 | ・発電機を破壊する |
効果詳細 |
・次にその発電機に接触した生存者は難しいスキルチェックに直面する。 |
クールタイム | ・なし |
ドクターおすすめアドオン
アドオン名 | 効果 |
![]() |
・生存者は幻覚の脅威範囲の心音が遠くから断続的に聞こえるようになる ・追いかけられているとき、生存者はまるでドクターが真後ろにいるかのように幻覚の赤い光と脅威範囲を認識する。 ・破壊されたパレットが幻覚のパレットに置き換わり近づくまで視え続けることがある。 ・幻覚のドクターの持続時間がそこそこ増加する |
![]() |
・4メートル以内に同時にいる複数の生存者にショック療法または放電爆破が命中した場合、静電気を受けることはない。 ・生存者の4メートル以内に静電気を持っている別の生存者がいる場合、その生存者はショック療法と同じ電撃を受け、静電気は即座に放電される。 |
「鎮静」系アドオン |
・放電爆破の準備が整っている間、脅威範囲がかなり増加する ・放電爆破がクールダウンの間、脅威範囲がかなり減少する |
![]() 「懲罰」アドオン |
・放電爆破の準備が整っている間、脅威範囲がそこそこ増加する ・放電爆破がクールダウンの間、脅威範囲がそこそこ減少する |
爆音ドクター構成
「バランス型」構成
パーク名 | 効果 |
![]() 苦悶の根源 |
・脅威範囲が30%増加する。 |
![]() |
・脅威範囲内の生存者による治療速度が50%低下し、スキルチェックの速度が50%上昇する。 |
・生存者が自己治療の75%に達すると、連続でスキルチェックが発生する。そのスキルチェックに失敗した場合やその治療を中断した場合、生存者は30秒間衰弱のステータス効果に苦しむ。衰弱になると生存者は回復できなくなる。 | |
発電機遅延パーク | ・サージ ・共鳴する苦痛 ・イタチが飛び出した などなど... |
立ち回りのポイント
- 放電爆破で索敵とサバイバーの狂気度を上げる
- 序盤は負傷をばら撒く
- ピエロ恐怖症と容赦なしで治療は困難になる。
- ダウンを奪い吊る
- 放電爆破は温存せず積極的に使っていく
「治療遅延」構成
項目 | 効果 |
![]() 苦悶の根源 |
・脅威範囲が30%増加する。 |
![]() |
・脅威範囲内の生存者による治療速度が50%低下し、スキルチェックの速度が50%上昇する。 |
![]() |
・通常攻撃で負傷した生存者に、90秒間出血と重傷のステータス効果を与える。 出血によって治療の進行度が後退する速度が25%上昇する。 |
・生存者が自己治療の75%に達すると、連続でスキルチェックが発生する。そのスキルチェックに失敗した場合やその治療を中断した場合、生存者は30秒間衰弱のステータス効果に苦しむ。衰弱になると生存者は回復できなくなる。 |
立ち回りのポイント
- 放電爆破で索敵とサバイバーの狂気度を上げる
- 序盤は負傷をばら撒く
- ずさんな肉屋の効果で治療を中断したサバイバーの位置が分かり、治療進行度を減少させる
- ダウンを奪い吊る
- 放電爆破は温存せず積極的に使っていく
「攻撃型」構成
項目 | 効果 |
![]() 苦悶の根源 |
・脅威範囲が30%増加する。 |
![]() |
・脅威範囲内の生存者による治療速度が50%低下し、スキルチェックの速度が50%上昇する。 |
![]() |
・通常攻撃で負傷した生存者に、90秒間出血と重傷のステータス効果を与える。 出血によって治療の進行度が後退する速度が25%上昇する。 |
![]() スターに憧れて |
・生存者を担いでいる時、脅威範囲内にいるその他の生存者が無防備のステータスに苦しむ。 |
立ち回りのポイント
- 放電爆破で索敵とサバイバーの狂気度を上げる
- 序盤は負傷をばら撒く
- ダウンを奪い吊る時は、マップの中央(もしくは修理してそうな発電機の近く)に吊る。
- 吊った後に放電爆破を放ち、スターに憧れての効果を受けているサバイバーを見つけ出す。
爆音ドクターおすすめアドオン
アドオン名 | 効果 |
|
・放電爆破の準備が整っている間、脅威範囲が8メートル増加する 狂気状態の生存者は沈静の症状が出る。 |
|
・放電爆破の準備が整っている間、脅威範囲が6メートル増加する ・放電爆破がクールダウンの間、脅威範囲が6メートル減少する 狂気状態の生存者は沈静の症状を発症する。 ・狂気度Ⅱ:生存者は幻覚の脅威範囲の心音が遠くから断続的に聞こえるようになる ・狂気度Ⅲ:生存者は幻覚の脅威範囲の心音が遠くから絶えず聞こえるようになる |

アドオンがW鎮静がおすすめ!さらに脅威範囲を広げてサバイバーのスキルチェックを難しくしていきましょう!
ドクター対策
スキルチェックを全集中で行う
ドクター戦では発電機や治療中に行うスキルチェックが「ランダムな場所」「逆回転」と言ったドクター特有のスキルチェックに変化します。慣れるまでは大変ですが、失敗しない様、作業中は全集中で行いましょう。
放電爆破ロッカーで回避
ドクターの特殊能力「放電爆破」はロッカーに隠れる事により回避する事ができます。放電爆破撃つタイミングを視認できていればロッカーに隠れるのも1つの手になります。
ショック療法を意識したチェイス
ドクターのショック療法を受けると2.5秒間「板を倒したり」「窓を乗り越える」などの行動が出来なくなります。ドクター戦では早めの板倒しを心掛け、安全策をとってチェイスするのをおすすめします。
ドクター解説&おすすめプレイ動画
べるくらさん
EXAMさん
ドクターの背景ストーリー
類まれなる心理学の才能を示したハーマンは、イリノイにあるCIAの秘密施設ーーレリーズ・メモリアル・インスティテュートもおける先進神経科学プログラムの受講者に選ばれた。
ハーマンはそこでオットー・スタンバー博士と出会い、彼の指導の元、研究所に送られてきた囚人から情報を引き出すため、奇怪でおぞましさを増すばかりの術式を行うようになった。
その施設は敵国のスパイを再教育する期間でもあったのだ。彼が電気痙攣療法を自由に使用した結果は驚くほど優秀であり、国家の安全保障に関わるいくつもの脅威が明らかになった。
年月が経つにつれ、ハーマンは「先生」(ドクター)と呼ばれるようになり、もはや彼が医師免許を持っているのか、あるいは尋問が終わった後の囚人たちに何が起こっているのか誰も気にすることはなくなっていた。
そして研究所から1週間応答がなくなった後、ついに恐怖の所業が明らかになった。全ての職員、患者、囚人がありとあらゆる頭部外傷を負って絶命していたのだ。
オットー・スタンバー博士すらを含む全ての死体の身元が確認されたものの、「ドクター」ーーハーマン・カーターの消息は不明であった。
~おしまい~
アーカイブストーリー「学術書Ⅱ」
記憶1782
低能。カーターはブランチャード教授をそう呼ぶ。この低能は打ち捨てられた納屋での研究課題を主導する二人の学生を選んでいる。カーターは自分が選ばれることを知っている。カーターは神経科学で一番優秀だ。レリー記念研究所で最優秀なのだ...レリー・レリーしかあり得ない。レリー記念研究所かアラン記念研究所。心理学の限界を規則の先に押し進める研究を政府と行った過去を持つ二つの研究所。
規則の先ではない。規則に反してだ。アラン研究所が発表する論文は、カーターを驚嘆させた。魅了した。感動させた。もしカナダ人だったら...アラン記念研究所に行っていたかもしれない。もしくはポピュラーな呼び名、レイブンスクラグ屋敷。彼らが行った実験は素晴らしかった。最先端だった。度肝を抜いた。
カーターは自分がクラグ卿の下で学ぶ五十年代の学生だったらと思う。クラグ卿とはレイブンスクラグ屋敷の天才に患者たちがつけたニックネームだ。クラグ卿は実験から新しい発想を得ていた。
訓話などではない。密航し、研究成果と引き換えに政府で高い地位を得るような研究者たちを非難する臆病者のような嫌悪でもない。クラグ卿は彼が聞き及んだ実験を次のレベルにまでもたらした。
そしてカーターは…カーターは同じことをしたいと望んでいる。だが、この教授とではない。ブランチャードとは。ドクター・ブランチャード、ドクター...臆病者ブランチャード。彼には本当の力が何なのかという発想がない。本当の力とは自由だ。真なる自由だ。倫理やモラルの限界を超えた自由なのだ。
記憶1783
カーターはもう一人の学生と共に研究課題を勧めている。課題は、どこか他の研究所の臆病な低能によって推し進められた「良い研究者と悪い研究者」の尋問テクニックで秘密のキーワードを聞き出すことだ。
カーターは悪い研究者だ。悪い研究者だが規則が付いている...低能に、していいこととしてはならないことを指定されている。制約が厳しい。厳しすぎる。自滅的ですらある。この制限の中で、どうやって何かを聞き出せというのか?当然カーターは、この規則の中での実験は非常に虚しいと実感している。
それでも、彼は挑む。カーターはテーブル の向かいに座っている学生に怒鳴る。これでどうなるっていうんだ。言え、さもなくば...また怒鳴るぞ。その学生はカーターに真面目に取り合っていない。怖がっているふりをしているだけだ。カーターとごっこ遊びをしているのだ。あいつの頭蓋骨を砕いて、その低レベルで二流の脳みそから秘密のキーワードを引っこ抜いてやりたい。
記憶1784
二日目、成果なし。カーターは苛ついている。本当に苛ついている。奴らは少なくとも縛られている。七人全員だ。だがこれだけでは不十分だ。尋問の厳しさを引き上げる必要がある。奴らから水と食料を剥奪する。奴らは自白するだろう。
奴らの細胞が自食を始めたら...自白するだろう。だがさらにカーターは睡眠も奪いたい。睡眠の剥奪は...仮面を剥がす。ガードを緩める。数分の睡眠を約束すれば囚人は自白する。
七人の囚人はカーターを見つめている。彼らは自分たちは、安全だとわかっている。カーターはそれを目の中に見出す。制限。制限を守る者はどこにもたどり着かなかった。カーターは同僚を軽蔑する。良い研究者。一人で、規則なしでやっていたら、今頃はキーワードを入手できていただろうに。
記憶1785
バカバカしい制限。スキナーの方がわかっている。どうなるか観察するためのだけに、彼は自分の子供を一種の箱に数年入れた。ハクスリーはシークレットサー ビスに勤め、真実を虚構として『すばらしい新世界』に書いた。
『宇宙戦争』は マスプロパガンダの良いテストだった。恐怖と不安を疑いもしない聴衆に植え付けるラジオの力。沈黙と無関心を呼び起こし、完全な消費者を作り出す恐怖と不安の力。倫理。モラル。限界。羊のためであって、羊飼いのためではない。
カーターは良い研究者がクラスメイトを尋問するのを見今までにない不安を感じる。カーターは材木の切れ端を手に忍び寄る。拾ったものだ。間に合わせの棍棒を振り上げる。自分が何をしているか悟る前に、カーターは良い研究者の頭を、 殴った。仲間の学生が怯えカーターを見ると同時に、見せかけの恐怖が本物の恐 怖になった。良い研究者はもういない。ルールはない。制限もない...あるのは彼の想像力の限界だけだ。
記憶1786
カーターは学生の一人を椅子に縛る。温かい血が所々に滴る。カーターは学生の顔から肉塊をちぎり取る...羊は目を逸したが、見上げることはなかった。ひどいうめき声ともがきと共に、カーターは秘密のキーワードを全員の学生それぞれから手に入れる。
新しい。帝国。地平線。第四。鳥。殺す。クラスメイトたちは解放するように懇願する。彼らは椅子の上ですすり泣き、苦しみ悶えている。実験は終わりだと訴える。キーワードは言っただろう!君の勝ちだ!もう終わりだ!
カーターは笑顔を浮かべる。まだ数日ある。数日あれば、あといくつかの実験ができる。経歴に傷がつくことになるかもしれないが...でも...良い研究者は既に排除した。クラグ卿から学んだことを使って、この低能共を無力化し、操作してやる...いや...操作ではない...作り上げる...そう...現実を作り上げるのだ。
記憶1787
音楽が鳴り響く。目は爪楊枝で無理やりこじ開けられている。カーターは、恐怖、不安、そして不満を喚起する耳に聞こえないサブリミナル周波数を持つ音 楽をループ再生している。
彼はこの音楽を両親で試した。いつも両親が喧嘩する 結果になった。この音楽をどこで手に入れたかは覚えていない。サブリミナル周波数については広告で初めて読んだ。広告主たちはサブリミナル音楽の効果を否定している。
もちろん、効果はある。広告主たちはサブリミナル音楽を使ってい ることを否定している。だが...本当はやっている。使っているし、効いている。 そのはずだ。なぜなら平和と満足は我々の自然な性質だからだ。戦争と不満は何度も何度も繰り返し滴下され、強化され、作り上げられて、ようやく集合認知の主題となる。
ペーパークリップ作戦、ブルーバード作戦、MKウルトラ、MKデル タ、MKサーチ。どれも必要だった。クラグ卿は正しい発想を持っていた。そして 素晴らしい本能も。CIAのブラックソーサラーも、ダーティートリックスターも。彼らの影響で、カーターが持ってきたものは彼らの影響を受けている。
音楽。アルコール。ドラッグ。たくさんのドラッグ。一瞬、ほんの一瞬だけ、カーターは 躊躇する。これを使うと、長期間牢に入ることになるかもしれない。だが...自由であること...数日の間、真に自由であること...それは無期懲役になってもいい程 の価値がある。だが俺は捕まらない。捕まるのは良い研究者だ。
記憶1788
カーターはこの羊たちを上書きできるか思案する。人格の上書き。この言葉が気に入っている。自分自身の言葉であったら良いのだが、そうではない。電気ショックを与え、終わりなき死と混沌と破壊の画像を見せ続ける。脳にトラウマを与える。空っぽにする。
この被験者たちを無力化し、新しい人格で上書きする。カーターはこの羊たちを狼に再教育できないか思案する。互いに殺し合いをさせる。それよりも...この善良で遵法精神に富んだ学生たちを連続爆弾魔に仕立てる。
彼はランプのコードを引き抜く。コードを裂き、ワイヤーを剥く。露出し たワイヤーを学生の口に入れる。学生の恐怖を味わうようしながらにコンセント へと近づける。差し込む。叫びと共にこの模範学生の人格を上書きする。髪と皮 膚の焦げる不快な匂いがカーターの嗅覚器官に届く。もう一つ嫌な匂いがする。低能が脱糞したのだ。カーターは哄笑する。何年もの間、カーターはここまで刺激されたことはなかった。
自由だ。ああ…真なる自由だ。
記憶1789
カーターは最初にネズミの脳をウサギに移植しようとした時以来、こんな楽しい思いをしたことはなかった。一週間では足りない。もっと時間があればいいのに。もっと時間が必要だ。
精神には探索すべき新しい小路がたくさんある。たくさんありすぎて、時間が足りない。脳を手術する道具があればよかったのに。キッチンにナイフがある。うまくできるかもしれない。外科的な正確さはないが...十分だ。
カーターは脳にある目のような形の器官について読んだことがあった。謎に包まれたドラッグ、ジメチルトリプタミンを隠しているであろう腺。生きた被験者からそれが取り出せるかカーターは考えた。カーターは、多量の人間のジメチルトリプタミンが被験者に及ぼす効果について思案した。
記憶1790
カーターはロープの結び目を解く。彼は良い研究者を解放するつもりだ。この学生は既にドラッグを流し込まれ、新しい思考で再プログラムされている。他の学生がロシアのスパイで、国家安全のために処刑されなければならないと信じている。
カーターはロープを解き、学生の手にスクリュードライバーを握らせる。カーターは考えを改める。スクリュードライバーを取り上げ、フォークを渡す。また考えを変える。
フォークをスプーンにする。カーターはスプーンが殺人の道具になるところを見たことがなかった。カーターは良い研究者から離れて後ろに下がる。当惑し、混乱し、再教育済み。カーターは合言葉を言う。月は沈んだ。良い研究者が立ち上がると同時に混乱が確信に変わり、ロシア人スパイに近寄 る...スプーンを手にして。素晴らしい。
記憶1791
臆病者ブランチャードはカーターが見たことのない男の一団と納屋に戻ってきた。政府の人間のようだ。カーターは笑みを抑えつつ、良い学生が手に負えなくなったと告げる。やりすぎたと。カーターはぎりぎり生き延びたと。
ブランチャードはカーターに黙るように命令する。声のトーンがいつもと違う。低能のように聞こえない。我々はすべてを盗聴していた。カーターは黒スーツの男たち と視線を交わす。理解できない。この無能が侵入し、予想外のことをしている。ブランチャードはほとんど息をしていない学生を落ち着いて見る。
恐れなく。混乱せず。感情もなく。
何もない。彼はにやりと笑うと、ドイツ語で何かを呟く。ブランチャードはカーターに微笑みを向ける。黒スーツの男たちがカーターに手錠をかけ逮捕すると、微笑みはあからさまな笑いに変わる。
ブランチャードは陽く。大惨事をもたらすチャンスをものにしたようだね。その手錠はただの見せかけだ。僕は…僕は…何が起きているのか分かりません。いいや…わかっているはずだ。君は他の者よりも非常に理解している。ようこそ、MKアウェイク二ングへ。
~おしまい~