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【DbD】エンティティの謎に迫るアーカイブ物語「鏡の国」

 

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きまぐれ

本日は「学術書Ⅳ」で解放されるアーカイブ物語「鏡の国」のお話をご紹介していきたいと思います。

エンティティの謎に迫るアーカイブ物語「鏡の国」

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【鏡の国】アーカス984

謎の友人より

さらなる光のエネルギーが送られてきた

そのエネルギーで

失われた世界を覗き見ることができる

小さな窓を開けることができた


そこでは驚くことに

何もなかったかのように生活している

生存者達を確認できた


窓はしばらくすると閉じてしまった

その夜は見たことが本当にありえる事なのか

それともただの幻想だったのかを考えて過ごした


同じ晩にまたエネルギーが打ち寄せ

扉を開けることができた

しかしその世界は見たこともなく

中を探索しようとなど

思わせないものであった


私はそのきらめく扉が消えてしまうまで

それを見つめていた

この聖なる象形文字を

私に見せてくれている者が

この次元の謎のさらに深くまで

私を誘っているように感じた


もしくは永い時の間に

この現象の存在に捨てられた

無数の世界の中にこそ

私の追い求めている答えがあると

伝えようとしているのかもしれない

【鏡の国】アーカス985

いつも通りに声に出して

読書をするのではなく

私は塔の屋根によじ登り

火とラジオを呼び出した


テラ・ダークのうろ覚えの怪談シリーズを聴くためだ

このような物語を聞くことが

時間を潰すのに最適であることは

疑いの余地もなかった


特に止むことのない

苦痛と不安の声が頭の中に響き

自身を引きずり落とそうとしている時には


のちに

私はオーリスを使用して語り部を呼び出し

ポッドキャストでするように語らせてみた

語り部は動き続ける

黒い霧のような形をしていた


いつの日か

もっと実際の人間に近いものを呼び出して

語らせることができるようになるかもしれない

さらには会話のようなこともできるように

なるかもしれない


語り部の口から

聞き覚えのある表現が出るたびに

疑問が浮かび上がる

どうすれば自分で作り出したものに

飲み込まれずにいられるのだろうか


記憶を経験しながら

記録しようとする中で

一つ証明されたことがある


客観的であることは

不可能であること

不可能までいかなくとも

定義し難いことである


記録したものが真実であり正確なのか

それともウイスキーの飲み過ぎで見た

悪夢に過ぎないのかも自信がない

そのフラストレーションに追い討ちをかけるように

近頃はノートに自分の

ものではない声が記されている

私のものではない解釈だ


追体験の時間が長かった

人物の思考パターンだろう

彼らは、私の一部となり始めていた

そしてそれは起きてはならないことだった

 

【鏡の国】アーカス986

語り部は一晩中

ノスフェラトゥの凄惨な物語で

楽しませてくれた


私自身の生ける悪夢を忘れて

しまいそうになるところだった

奈落の底にゴルフボールを打ち込むだけでは

気が紛れない時には

彼の物語が救いとなった


いくつもの吸血鬼の物語があった

そのほとんどは

読んだことがあると確信しているが

私の心は

彼の語りが最も恐ろしいと感じた


牙だらけの恐ろしい生き物が

塔に侵入してくる悪夢にうなされ

汗まみれで起きるというのは

一度だけではなかった

【鏡の国】アーカス987

また別の出来事で

真夜中に起こされることとなった


その源がわからないエネルギーが

大量に私に流れ込んできた

最初は頭がおかしくなり

幻覚や妄想に至ったのかと考えた

しかししばらくして気が付いた


塔を巡るエネルギーは

またもや忘れ去られた

文明の記憶から作り出された

失われた世界への扉を開いたんだ

私は扉に近付き覗き込んだ


そこには戦争によって破壊され

破棄された都市の残骸があった

赤ん坊の不気味な鳴き声が

遠くから響いてくる


中へ進もうとしたその時に

きらめく扉は縮んで

そして消えてしまった

そしてすぐに思いついた

この特殊なエネルギーとオーリスがあれば

塔からこの原初の存在を

探索することができるかもしれない

【鏡の国】アーカス5736

私はこの原初の存在の中を見た


生けるものが見るべきではないものは

精神をかき乱し

自制心を消耗させるものを見てきた


不可思議な助力により

私は現実を切り開いて

無数のリフトを探索してきた


すべてが為す術もなく

混沌とエントロピーヘ

死と狂気へと崩れ去るのを見てきた


そして一瞬だが

馬鹿げた考えが頭をよぎった

不思議な仲間は

実は私を玩具にしている

エンティティそのものなのではないだろうか


猫がネズミを切り裂いてしまう前に

遊ぶようなものだ

奈落の底の黒い霧を見つめていると

この牢獄は

また別の形の儀式なのではないか

と思えてくる


孤独


退屈


そして狂気に抗う精神の力を

食らうためのものなのではないか


無数の鍵が

心臓にかかっているのを感じる

無数の何者かの目に囲まれている

見られている


他の皆と同じように

混沌と狂気へと崩れるのを待っている

精神が壊れるのを待っている

このクソったれた原初の存在は

私が自身を殺すのを望んでいるのだ

そうに違いない


それとも

私はすでに自身を殺したのかもしれない

そしてそれは繰り返される

何度も

何度も

プレイ動画と一緒に!


字幕とプレイ映像を合わせた動画になります。こちらもよろしければご覧下さい。